【豆知識】ホットヨガと常温ヨガに違いはあるのか?
このブログは広告が含まれてます
ヨガの歴史は日本でも古く、歴史の中でいちばん長く続いている、健康法のひとつではないでしょうか。
ホットヨガと常温ヨガの違いは?また、インド発祥の歴史をはじめ、ヨガの基本知識「哲学・瞑想・呼吸・アーサナ」が心と体に与える影響力から、世界中で人気のヨガイベントなどご紹介しています。
もくじ
ホットヨガとヨガの歴史
ヨガの発祥は紀元前2500年頃のインドのインダス文明までさかのぼります。
はじまりは当時数多くあった修行書のひとつの「ヨーガ・スートラ」がベースとなり、哲学的な瞑想と座法を中心とした静的なヨガが主流となりました。
現在は、世界的に広がっているヨガの原型「ハタ・ヨーガ」もプラスされ、アーサナ(ポーズ)と呼吸を中心とした動的なヨガが主流となっています。
日本におけるヨガは、平安時代に瑜伽(ゆが)と呼ばれる瞑想が中心のヨガがはじまりとされ、弘法大師・空海が高野山で密教の修行として広めたと言われています。
ヨガインストラクターを目指す方にとって、空海と高野山の存在は大きく、憧れている方も多いようです。
ホットヨガと常温ヨガの違いは?
ホットヨガの歴史は東京から始まったといわれています。
インド生まれのビクラム・チョードリー氏が、1970年代の冬に東京でヨガ教室を開いたとき、寒さで体が冷えて動きづらいと感じたため、ストーブをつけて部屋の湿度と室温を高くし、レッスンを始めたことから、ホットヨガが世界中に広まるきっかけとなりました。
ホットヨガも、ヨガの「ヨーガ・スートラ」「ハタ・ヨーガ」がベースとしてあり、常温ヨガとの違いは湿度・室温だけで基本は同じです。
1970年代は瞑想中心の静的ヨガが多く、1990年代はエクササイズ中心の動的ヨガが流行るようになりました。そして現在の日本では全国的にホットヨガスタジオも増え、ヨガの流派はさまざまありますが、長く愛されるフィットネスのひとつとなっているのではないでしょうか。
ホットヨガが与える心と体への影響力
・哲学=ヨガの哲学は究極の幸せ探しであり、人と自分を比較しないことからはじめます。
・瞑想=雑念がでても、それも自分だと受け入れることが大切。完全に思考が、無になれなくてもいいのが禅と同じになります。瞑想することにより、自分を客観的で前向きにみれるようになり、ストレスの軽減と集中力アップにもつながります。
・呼吸(胸式呼吸・腹式呼吸)=鼻呼吸により、体の中のエネルギーをコントロールし、副交感神経が優位になることで、自律神経のバランスが整うことで、心と体がリラックスできるようになり、デトックス効果にも期待ができます。
・アーサナ(ポーズ)=サンスクリット語で「座る」を意味し、ヨガの座法ができるようにインナーマッスルを鍛え、正しい姿勢と柔軟な体をつくることで、リンパの流れがよくなり、美容や体型維持、深い呼吸や瞑想ができるようになります。
ホットヨガはダイエットに効果ある?
ホットヨガでは基本的に、湿度38℃・室温65%でレッスンすることが多く、汗がかきやすく体が柔軟になり、呼吸が楽にできるベストな室内環境になっています。
また、ホットヨガにおけるダイエット効果はあるのか?という疑問があり、実際にロイブ に通いながら調査してみたところ急な体重の変化はありませんでした。
しかし、通い続けることで、全身のむくみが取れて体のラインがスッキリし、新陳代謝があがり、即効性を感じたのは美肌効果です。
ホットヨガでは、時間をかけて少しずつ全身への変化が出てくるのではないかと思います。
ダイエットしたいなら明確に目標設定をすることが必要になります。
ダイエット効果を高めるなら
ダイエット効果を高めるなら、ホットヨガ(ヨガ)の前後約2時間は、食事をしないことがポイントです。
運動した後にすぐ食事をしてしまうと、新陳代謝がアップしているため栄養の吸収がはやくなり、体重増加のもとになります。
どうしてもお腹がすいた時は、100%のフルーツジュースか野菜ジュースなどでお腹を満たすことをお勧めします。
世界中で愛され続けるヨガ人気
現在の日本のヨガ人口は、ホットヨガも含むと約770万人といわれています。
東京オリンピックが開催される2020年までに、約1600万人に増えるのではないかと推定されています。
(参考:日本のマーケット調査2017)
世界でみるホットヨガの元祖といえば、「ビクラムヨガ」といわれていますが、現在はその名前を使うスタジオが少なく、「ホットヨガ」として、アメリカ全土に広がり、また世界中のセレブの間でも人気を集めています。
「ピグラムヨガ」は、ハタ・ヨーガをアレンジした、26種類のアーサナ(ポーズ)と、室温40度・湿度40%の室内で90分間行うヨガになります。
世界共通のヨガイベントといえば、1年で最も太陽のエネルギーが強くなる、夏至の6月21日に、国連制定「国際ヨガDAY」が、2015年から毎年開催されています。
ヨガを楽しみながら生活に取り入れることで、心と体、そして社会の健康を育む日として感謝をする一日となり、日本でも全国各スタジオそれぞれが、瞑想の時間を取り入れ、人気のイベントのひとつとなっています。
太陽礼拝とは
日本では年末年始のヨガイベントとして、「108回太陽礼拝」が毎年開催されています。
108回と聞くと除夜の鐘をイメージする方も多いと思いますが、世界中いろいろな諸説があり、日本では「煩悩の数」として例えることが多いでしょう。
ヨガの太陽礼拝は、12種類のアーサナ(ポーズ)をひとつのサイクルとし、繰り返し行うことで集中力が増し、雑念が消え、心と体をクリアに浄化するといわれてます。
108回行う太陽礼拝は、約2時間かかるので、ヨガ初心者の方は「できない!」と感じるかもしれませんが、休みながらでも自分のペースでチャレンジすることで、心と体に向き合うことができ、終わったあとの達成感と、なんともいえない爽快な気持ちになります。
まとめ
ホットヨガやヨガを生活に取り入れるだけで、気持ちも前向きになり、誰かと比較しない自分や、美容・健康・ダイエットなどにもプラスになります。
スタジオではホットヨガで汗を流し、自宅では常温のヨガを楽しむのも良いですね。
ヨガの瞑想は禅にも共通し、雑念は出てあたりまえであり、そのでてきた雑念とどのように向き合うかが大切になります。また、ヨガの歴史や意味を知ることで、より素敵なヨガライフを送りましょう!